研究課題/領域番号 |
18H04169
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
梅田 泉 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (40160791)
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研究分担者 |
藤井 博史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80218982)
秋元 哲夫 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (10261851)
小嶋 基寛 国立研究開発法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, ユニット長 (30338470)
光永 修一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医長 (20466197)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2021年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2020年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2019年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2018年度: 16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
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キーワード | ラジオセラノスティクス / 核医学治療 / 核医学画像診断 / がん治療 / リポソーム / 錯体 / 内用放射線治療 / 核医学イメージング / がん / radiotheranostics / 内用療法 / ラジオセラノスティックス / radio-theranostics / 放射性核種 / セラノスティックス / リポソームCu-64 / HPLC分析 / 放射線治療 |
研究成果の概要 |
全身性がんの治療を可能にする新規核医学治療/セラノステイクス製剤の開発を目指した。治療充分量の標的病巣への送達と健常組織の非特異的集積抑制のため、放射性核種(金属イオン)、配位子、DDSキャリアのリポソームを組合せて目的達成を図った。 治療用核種である64/67Cu、90Y、186Reのリポソームへの安定かつ効率的な封入手法を新たに開発し、リポソームをプラットホームとして種々の画像診断用核種/治療用核種の組合せを可能にするシステムを構築した。90Y/ 111In封入リポソームの組合せでは顕著な治療効果と明瞭なイメージングが得られ、核医学治療/セラノスティクス製剤としての発展性が期待された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの治癒率は大きく向上しているが、浸潤や転移を来した全身がんは未だ根治は難しい。本研究は、こういったがんに対して画期的な新しい治療法の創出を目指すもので、その社会的意義は大きいと考える。最終的な実現に向け、さらなる検討を進める予定である。 これまで治療用核種は入手が難しく、錯体形成や安定性、動物に投与後の体内動態等々、医薬品開発に必要な基礎的データの集積が著しく不足していた。本研究では、複数の治療用核種について多くの基礎データを収集した。今後の核医学治療薬開発に大いに役立つものと考える。
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