研究課題/領域番号 |
18H05223
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分B
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土居 守 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00242090)
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研究分担者 |
前田 啓一 京都大学, 理学研究科, 教授 (00503880)
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研究期間 (年度) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
191,620千円 (直接経費: 147,400千円、間接経費: 44,220千円)
2022年度: 27,300千円 (直接経費: 21,000千円、間接経費: 6,300千円)
2021年度: 26,390千円 (直接経費: 20,300千円、間接経費: 6,090千円)
2020年度: 29,640千円 (直接経費: 22,800千円、間接経費: 6,840千円)
2019年度: 62,010千円 (直接経費: 47,700千円、間接経費: 14,310千円)
2018年度: 46,280千円 (直接経費: 35,600千円、間接経費: 10,680千円)
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キーワード | Ia型超新星 / 親星 / 爆発メカニズム / 標準光源 / 宇宙膨張 / 広視野カメラ / 高速撮像 / Ia型超新星 / ダークエネルギー |
研究成果の概要 |
木曽観測所のトモエゴゼンカメラの運用を行い、早期にIa型超新星の初期増光を発見するなどした。またせいめい望遠鏡に3バンド同時撮像装置TriCCSを完成させ、超新星観測に用い始め、全国共同利用にも供した。TAO望遠鏡用近赤外線分光器NICEは高山での使用に耐えるように改修を完了した。初期増光がみられる明るいIa型超新星について白色矮星が炭素リッチな外層を持つとすると非常に良く説明できることを示した。また暗いIa型超新星(Iax)については白色矮星の不完全な爆発というシナリオにより、様々な特徴が説明できることを示した。その他にもIa型超新星の多様性について等多くの研究成果をあげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本で一番視野の広いトモエゴゼンカメラの本格運用に貢献した。また国内最大口径望遠鏡に初めて撮像装置を開発した。また世界最高地点の望遠鏡に観測装置を準備した。これらは超新星をはじめとする突発天体研究あるいはその他の天体の研究に大いに貢献できる成果である。またIa型超新星は宇宙膨張測定に重要な標準光源であるだけでなく宇宙の鉄の主要な起源であるが、その起源が解明されていなかった。本研究によってその多様性について理解が進んだ。日常生活でも大変重要な鉄の起源について進展があった。
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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