研究課題/領域番号 |
18H05228
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分B
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 義朗 京都大学, 理学研究科, 教授 (40226907)
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研究分担者 |
高須 洋介 京都大学, 理学研究科, 准教授 (50456844)
段下 一平 近畿大学, 理工学部, 准教授 (90586950)
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研究期間 (年度) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
187,980千円 (直接経費: 144,600千円、間接経費: 43,380千円)
2022年度: 23,010千円 (直接経費: 17,700千円、間接経費: 5,310千円)
2021年度: 37,050千円 (直接経費: 28,500千円、間接経費: 8,550千円)
2020年度: 40,560千円 (直接経費: 31,200千円、間接経費: 9,360千円)
2019年度: 38,480千円 (直接経費: 29,600千円、間接経費: 8,880千円)
2018年度: 48,880千円 (直接経費: 37,600千円、間接経費: 11,280千円)
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キーワード | 量子エレクトロニクス / 冷却原子 / 量子シミュレーション / 光格子 |
研究成果の概要 |
巨大スピンと多重軌道の自由度が織りなす新量子物性の開拓を目的として、光格子中のSU(N=6)対称性を有するイッテルビウム原子量子気体を対象として実験的・理論的研究を実施し、近藤効果の量子シミュレーターに向けた実験系の開発、人工次元量子輸送系の実現、巨大質量比を有する原子混合系の実現、SU(N)量子磁性の観測と冷却フェルミ原子最低温度の実現、散逸誘起量子磁性転移の観測、4体量子エンタングル状態の生成、軌道の局在・非局在の実時間制御とその非平衡相関伝搬の解明、サウレスポンプの乱れ誘起局在・非局在転移観測、などの成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、量子凝縮相の興味深い重要問題に対する全く新しい高度な量子シミュレーションが可能性であることを示した。特に、凝縮系理論・計算物理などへの学術的な波及効果、特に最先端の計算手法の開発のためのベンチマークの提供や、物質設計に対する重要な指針の提示など、科学技術・産業に幅広い意味で意義があった。また、量子多体系に対する、単一原子レベルでの内部状態や運動状態の高度な制御性・観測技術は、量子計算の実現に直結する。
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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