研究課題/領域番号 |
18H05231
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分B
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久野 良孝 大阪大学, 核物理研究センター, 特任教授 (30170020)
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研究分担者 |
佐藤 朗 大阪大学, 大学院理学研究科, 助教 (40362610)
東城 順治 九州大学, 理学研究院, 教授 (70360592)
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研究期間 (年度) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
193,050千円 (直接経費: 148,500千円、間接経費: 44,550千円)
2022年度: 26,260千円 (直接経費: 20,200千円、間接経費: 6,060千円)
2021年度: 32,630千円 (直接経費: 25,100千円、間接経費: 7,530千円)
2020年度: 47,190千円 (直接経費: 36,300千円、間接経費: 10,890千円)
2019年度: 39,520千円 (直接経費: 30,400千円、間接経費: 9,120千円)
2018年度: 47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
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キーワード | ミューオン / 稀崩壊 / 荷電レプトン / フレーバー / COMET実験 / フレーバー変換 / フレーバー転換 |
研究成果の概要 |
この研究の主な目的は、負電荷ミューオンによるミューオン電子転換過程を、これまでの実験上限値を大幅に上回るレベルで探索することである。これは、J-PARC施設で、COMET Phase-I実験として実施される。本研究ではこの実験をより確実なものにし、その感度を数倍向上させることを目指している。具体的には、以下の主要な課題に焦点を当てた。これらは、高い放射線環境下でも正常に機能するために、円筒型のガスドリフトチェンバー(CDC)とそのトリガーホドスコープの放射線耐性を向上させるための設計と製作、そして検出器の準備などである。さらに、CDCの性能評価を行い、物理解析に必要な手法も確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然の謎を探求することは、人類の好奇心を満たし、私たちの生活を豊かにする。特に、宇宙の起源や進化に関する理解は、我々の世界観を深める。このため、素粒子物理学の研究は重要である。私たちは、素粒子の標準理論をより洗練させることで、宇宙の謎を解き明かす手がかりを得ることが期待している。この研究では、ミューオン電子転換実験が重要な役割を果たす。財政的な制約から、実験の開始は遅れたが、数年後には始まる予定である。その際には、自然界の不思議をさらに理解するための重要な一歩となるであろう。
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A-: 研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの成果があったが、一部に遅れが認められた
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A-: 研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの進展が認められるが、一部に遅れが認められる
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