研究課題/領域番号 |
18H05235
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分B
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
四日市 悟 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 専任研究員 (20360670)
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研究分担者 |
成木 恵 京都大学, 理学研究科, 准教授 (00415259)
森野 雄平 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (50715240)
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研究期間 (年度) |
2018-06-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
196,040千円 (直接経費: 150,800千円、間接経費: 45,240千円)
2022年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2021年度: 26,260千円 (直接経費: 20,200千円、間接経費: 6,060千円)
2020年度: 47,580千円 (直接経費: 36,600千円、間接経費: 10,980千円)
2019年度: 39,000千円 (直接経費: 30,000千円、間接経費: 9,000千円)
2018年度: 72,670千円 (直接経費: 55,900千円、間接経費: 16,770千円)
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キーワード | 実験核物理 / 放射線検出器 / GEM / 電子検出器 / 量子色力学 / 質量変化 / 有限密度 / 飛跡検出器 / 原子核物理 / カイラル対称性 / 放射線X線粒子線 / 原子核物理(実験) / 放射線 X 線粒子線 |
研究成果の概要 |
ハドロン質量起源の実験的検証をめざし、中間子の原子核中での質量変化を検出するため、J-PARCに電子陽電子対測定用のスペクトロメータを完成し、試運転に成功した。この建設に際して、GEMを用いた二種類の検出器すなわちGEM飛跡検出器とハドロンブラインド電子検出器の量産をおこない、国際協力もふくめ読出回路の開発と量産も行った。 試運転により、スペクトロメータが設計性能を満たしていることが確認されたが、一方、データ収集に悪影響を与えるビームの時間的微細構造が発見された。J-PARCスタッフとの協力によるその低減と、データ収集システムの改良によってそれを克服し、物理データ収集の開始が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒッグス粒子のみでは説明できない ハドロン(陽子、中性子等)の質量の起源についての実験的証拠を得るため、原子核中での中間子質量変化の測定実験を立案し、準備を整えた。今後J-PARCでビームタイムを得て十分な統計量を蓄積することにより、φ中間子の質量変化について、ハドロン物性研究のさきがけとなる世界随一のデータが得られると期待する。
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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