研究課題/領域番号 |
18H05248
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分D
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
淡路 智 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10222770)
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研究分担者 |
BADEL ARNAUD 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (00836017)
柁川 一弘 山陽小野田市立山口東京理科大学, 工学部, 教授 (10294894)
岡田 達典 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (50793775)
高橋 弘紀 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (60321981)
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研究期間 (年度) |
2018-06-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
189,930千円 (直接経費: 146,100千円、間接経費: 43,830千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 145,860千円 (直接経費: 112,200千円、間接経費: 33,660千円)
2019年度: 23,140千円 (直接経費: 17,800千円、間接経費: 5,340千円)
2018年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | 超伝導磁石 / 高温超伝導 / 電気工学 / 超伝導マグネット / 高温超伝導材料 / 強磁場 / 電磁力 / 高温超電導 / クエンチ / 遮蔽電流 |
研究成果の概要 |
50 T級の強磁場超伝導マグネットを目指して、REBa2Cu3Oy (REBCO: REはYおよび希土類)インサートコイルの要素技術開発を行った。その結果、局所劣化しない、局所劣化しても健全性を保ち、劣化による局所温度上昇でも焼損しない、ロバストコイル構造を確立することができた。また、ロバストコイル構造における、劣化回避機構、電磁力によるコイル内部ひずみと変形挙動、交流損失機構、クエンチ特性の理解と保護方法などについて明らかにした。これらによって50 T無冷媒超伝導マグネットのための要素技術が確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、熱・電磁気・力学挙動の機構は高温超伝導磁石の基礎的な理解をもたらし、汎用のロバスト構造は多くの応用展開が可能である。例えば、米国の大型プロジェクトである40 T超伝導マグネット計画でも、2枚共巻き構造が採用される予定である。また、低炭素社会の切り札とされる、高温超伝導核融合炉においても、重要な技術として認識されるなど、社会的意義も大きい。また、大きな磁気力場を用いた磁気浮上はNHKの科学バラエティで採用されている。
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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