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近代日本の企業経営と企業家ネットワークの機能に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H05700
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関下関市立大学

研究代表者

三科 仁伸  下関市立大学, 経済学部, 講師 (10825152)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード経済史 / 企業家ネットワーク / 学閥 / 地方資産家 / 慶應義塾 / 伊東要蔵 / 門野幾之進 / 日本経済史 / 企業経営
研究成果の概要

本研究では,伊東要蔵や門野幾之進に関する一次史料の分析から,彼らと慶應義塾出身企業家との経済的交流の実態が明らかになった。富士瓦斯紡紡績への投資や千代田生命の経営分析により,同窓関係を基盤とする学閥企業家ネットワークの役割を実証的に解明した。また,これらの事例を日本経済の歴史展開の中で相対的に把握するために,当該分野に関する先行研究を幅広く渉猟した。
その結果,学閥を準拠集団として把握することで,企業家相互の実際の連帯について,門野幾之進や伊東要蔵,和田豊治といっ た個別の企業家の活動実態から明らかにできたといえる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究が注目した慶應義塾出身者による学閥ネットワークの解明により,経済発展を支えた企業家相互の関係性について,同窓関係に基礎を置く人的ネットワークの重要性を提示した。先行研究が十分には捉えきれていない企業家ネットワークの結合要因の一端を解明したといえる。書簡や帳簿などの一次史料の分析により,具体的な企業家活動や投資行動の検討により,近代日本の企業経営や産業発展が牽引した企業家相互のメカニズムが解明されたといえる。
上記の検討成果は,現今の社会においても充分に機能しえることは想定できることから,近代的経済システムを支える人的ネットワークの有用性を提起するものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 近代日本の学閥企業家集団―伊東要蔵とその周辺―2019

    • 著者名/発表者名
      三科仁伸
    • 学会等名
      三田史学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2020-03-30  

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