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固ー固相転移蓄熱材料の外場による熱物性制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H05890
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
審査区分 0301:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクス、航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

馬場 将亮  長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (10826176)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード固ー固相転移材料 / 蓄熱 / 蓄熱材料 / 応力 / 電場 / 熱物性
研究実績の概要

本研究では,輸送やデバイス化が容易な固―固相転移蓄熱材料である二酸化バナジウム(VO2)の外場による熱物性制御手法確立を目的に多結晶VO2の作製および熱物性測定を行った.本研究で行った研究および成果を列記する.1. パルス通電焼結により,多結晶VO2を作製した.1000℃,80 MPa,10分間の焼結で密度95%を超える焼結体を作製できた.2. 外場を印加しない条件で粉体,焼結体の熱物性測定を行った.結果として熱伝導率,比熱,相転移温度,蓄熱量が明らかとなった.焼結体の熱伝導率に関しては,先行研究と傾向は一致したものの絶対値が一致しなかった.これは,VO2焼結体の焼結時の配向によって熱伝導率が先行研究と一致しなかったと考えられる. 3. 温度傾斜法を用いた熱伝導率測定装置を作製し,定常条件での多結晶VO2の熱伝導率を測定し,レーザーフラッシュ法(非定常条件)で測定した結果と比較した.結果として,相転移付近において定常,非定常法では熱伝導率の測定結果が異なることが明らかとなった.この原因は,伝熱工学の相転移問題にあり,相転移付近の熱伝導率を測定するためには定常法による測定が必要である.4. X線回折法により,各温度における多結晶VO2結晶構造解析を行った.相転移前後での結晶構造の変化が観察された. 5. タングステン,クロムをドープしたVO2粉末を作製した.各ドープ量,ドープする金属ごとの相転移温度,蓄熱量が変化した.6. 最後に応力下において粉体VO2の相転移温度を測定し,圧力によりわずかに相転移温度が変化することが明らかとなった.以上の結果から,VO2の外場による熱物性制御の可能性が示唆された.

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 二酸化バナジウム粉体の応力下における相転移温度測定2018

    • 著者名/発表者名
      馬場将亮,岩渕将也,大滝大樹,山田昇,武田雅敏
    • 学会等名
      熱工学コンファレンス2018
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 固-固相転移材料の応力下における物性測定2018

    • 著者名/発表者名
      岩渕将也,大滝大樹,馬場将亮,山田昇,武田雅敏
    • 学会等名
      第39回日本熱物性シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2019-12-27  

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