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パイオニア因子によるエンハンサー制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18H06040
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

深谷 雄志  東京大学, 定量生命科学研究所, 講師 (00786163)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードパイオニア因子 / エンハンサー / プロモーター / ショウジョウバエ / ライブイメージング / 転写制御
研究実績の概要

受精後の初期発生過程では、母性因子に依存した遺伝子発現からZygoticな転写へと移り変わる極めてダイナミックな遺伝子発現プログラムの変化を経る。つまり、受精時に不活性化されていたエンハンサー群が、初期発生のある段階において一挙に活性化される。この過程では、パイオニア因子と呼ばれる転写因子がエンハンサー上に結合することがその第一段階であると考えられている。ショウジョウバエ初期胚では、Zinc-fingerタンパク質であるZeldaと呼ばれるパイオニア因子がエンハンサーへ直接結合し、発生段階に応じて転写活性をオンにする”分子タイマー”として機能する。Zeldaはヌクレオソームを解きほぐし開いたクロマチン状態を作り出すことで、他の転写因子の呼び込みを促進しエンハンサーを活性化するというモデルが提唱されている。本研究では生きたショウジョウバエ初期胚を用いて、Zeldaに依存した転写活性化メカニズムのライブイメージング解析を行った。その結果、エンハンサー以外の位置に存在するZelda結合部位も、転写活性化のタイミング制御において極めて重要な機能を担うことが明らかとなった。特にプロモーター領域にZeldaが結合することで、初期胚における同調的な転写活性化が促進された。このことは、転写開始点近傍において“開いた”クロマチン状態を形成することが、エンハンサー・プロモーター相互作用における律速段階になっていることを強く示唆している。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Topological regulation of transcriptional bursting2019

    • 著者名/発表者名
      深谷雄志
    • 学会等名
      第4回定量生命科学研究所シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2021-01-27  

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