• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

脳活動の偏側性を利用したアスリートのあがり防止法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18H06421
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

平尾 貴大  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (70824572)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードあがり / ニューロフィードバック / バイオフィードバック / 右半球賦活 / 反復把握法
研究実績の概要

大脳の右半球には,スポーツ動作に重要な「空間認知」に関する脳部位が存在する.一方,左半球には「言語野」が存在する(あがり状態では,言語野と運動に関する脳領域活動のコネクティビティが強化される).これらの機能局在に起因して,標的を狙う動作を要するスポーツ競技では,相対的に左半球よりも右半球の脳活動を増強させること(右半球優勢な活動)が高パフォーマンスにつながる可能性がある.本研究では,大脳の左右半球における活動の不均衡を応用し,アスリートのあがり防止法を確立することが目的である.
平成30年度は,コンピュータプログラムによって,右半球活動増強を目的としたニューロフィードバック(neurofeedback: NF)訓練のシステム構築を目指した.右半球の中心部から導出された脳波をオンライン解析し,アルファ帯域(8-13 Hz)のパワ値を棒グラフとしてフィードバックするシステムであった.当該システム作成後,ダーツ課題を用いて効果検証した.NF訓練が,ダーツパフォーマンスおよびダーツ投擲直前の脳活動にどのような影響を及ぼすか,統制群(虚偽のフィードバックを観察し,右半球活動増強を目指した)と比較することで検討した.その結果,訓練直後のダーツ試行では,NF訓練はパフォーマンス向上および右半球優勢な活動状態の創出に有効であると示唆された.しかしながら,プレッシャー下でのダーツ試行においては,その有効性が認められなかった.
以上の実験に加え,アスリートの内受容感覚に関する脳機能について調べた.内受容感覚は,身体内部の感覚であり,不安と密接に関係することが知られている.本研究の結果,左半球に位置する脳領域の一部が,内受容感覚に対する注意制御に関与していることがわかった(2018年度米国精神生理学会にて成果報告した).

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Different interoceptive ability between long-distance runners and sprinters2018

    • 著者名/発表者名
      Takahiro Hirao, Tobias Vogt, Hiroaki Masaki
    • 学会等名
      Society for Psychophysiological Research
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-08-27   更新日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi