研究課題/領域番号 |
18J00022
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
代数学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
須山 雄介 大阪大学, 理学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | トーリック多様体 / ファノ多様体 / 2ファノ多様体 / 高次サイクル / del Pezzo曲面 / トーリック幾何 / 組合せ論 / 有限グラフ / 弱ファノ多様体 / building set |
研究実績の概要 |
トーリック幾何学に関して次の結果を得た. 1. トーリック log del Pezzo 曲面は,対応する扇が特異な 2 次元多面錐を 2 個以上もつならば(すなわち,特異点を 2 個以上もつならば),非特異な 2 次元多面錐が 3 個以下である(すなわち,もとのトーリック log del Pezzo 曲面のピカール数が (特異点の個数)+1 以下である)ことを示した.更に,各 n≧2 に対し,扇が特異な 2 次元多面錐を n 個もち,非特異な 2 次元多面錐を 3 個もつようなトーリック log del Pezzo 曲面の具体例も構成した.昨年度,任意のトーリック log del Pezzo 曲面の扇は,非特異な 2 次元多面錐が連続して並ぶ(したがって,特異な 2 次元多面錐も連続して並ぶ)ことを示しているが,証明にはこのことを用いる. 2. 特異なトーリック log del Pezzo 曲面は,別のトーリック log del Pezzo 曲面の非特異なトーラス不動点を中心としたブローアップとして得られないならば,対応する扇の非特異な 2 次元多面錐が 2 個以下であることを示した. 3. 8 次元の非特異トーリック Fano 多様体で第 2 Chern 指標が正であるものは射影空間に限ることを示した.実際,del Pezzo variety とよばれる多様体を除く,ピカール数 2 以上のすべての 8 次元非特異トーリック Fano 多様体に対し,第 2 Chern 指標との交点数を 0 以下にするトーラス不変な部分曲面としてピカール数 2 のものがとれることを示した.これらは,次元が 7 以下の場合と同様の結果である(佐藤拓氏(福岡大学),佐野友二氏(福岡大学)との共同研究).
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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