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KAGRAにおける低周波数領域のキャリブレーション手法の開発と実装

研究課題

研究課題/領域番号 18J00682
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
研究機関国立天文台 (2019-2020)
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2018)

研究代表者

小坂井 千紘  国立天文台, 重力波プロジェクト, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード重力波 / ノイズ解析 / ノイズ / キャリブレーション
研究実績の概要

今年度は、4月にKAGRAの重力波観測が2週間実施された。ドイツにあるGEO600という重力波観測実験が同時期に観測を行なっていたため、KAGRAとGEO600 のデータを用いた重力波の探索が進行中である。この解析で、私は検出器の動作状態が正常であったかどうかを判断するための解析を担当している。
解析の一つは、データ解析に使うことのできる時刻を特定し、セグメントファイルとしてコラボレーションに提供したことである。重力波干渉計は、複数のレーザー共振機が全て共振状態にないと十分な感度のデータを取ることができないので、共振状態を維持していることがまず条件として挙げられる。また、データの読み出しでエラーになっている時刻があることが判明したので、それらは取り除いた。今回の観測中にはFermi 望遠鏡によるガンマ線バーストのアラートが出ており、KAGRA はその時刻は元々メンテナンス中となっていたが、実際の状況やデータを確認し、データ解析に利用することができることを示した。そして、オンラインで作成していたデータの一部にバグがあることを見つけ、オフラインで修正した。
また、ハードウェア由来の突発的なノイズを特定する解析を行なった。重力波干渉計は非常に感度が高いため、重力波以外の外乱を信号として拾ってしまうことがある。KAGRAではこれらのノイズ源を特定できるように、干渉計の要所要所に地震計・加速度計・磁束計・マイクなどの環境モニターを設置してデータを取得したり、鏡の揺れを観測するセンサーや入射レーザーのモニターなどのデータを取得したりしている。 hveto を用いて、各チャンネルと有意に相関のあるトリガーをveto している。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Overview of KAGRA: Calibration, detector characterization, physical environmental monitors, and the geophysics interferometer2021

    • 著者名/発表者名
      A. Akutsu, H. Shinkai, KAGRA collaboration
    • 雑誌名

      Progress of Theoretical Experimental Physics

      巻: ptab018 号: 5 ページ: 1-33

    • DOI

      10.1093/ptep/ptab018

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 重力波観測実験KAGRAにおける突発的雑音解析2021

    • 著者名/発表者名
      小坂井千紘
    • 学会等名
      第7回超新星ニュートリノ研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] KAGRA detchar status of O3GK analysis2021

    • 著者名/発表者名
      Chihiro Kozakai
    • 学会等名
      LVK meeting
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] KAGRA detchar status for O3GK2020

    • 著者名/発表者名
      Chihiro Kozakai
    • 学会等名
      LVK meeting
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Glitch noise study of gravitational wave interferometer in KAGRA2020

    • 著者名/発表者名
      Chihiro Kozakai
    • 学会等名
      KMI school
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 重力波干渉計KAGRAの突発的なノイズの解析2020

    • 著者名/発表者名
      小坂井 千紘、KAGRA collaboration
    • 学会等名
      第39回天文学に関する技術シンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] KAGRA の観測データを用いた重力波干渉計の突発的ノイズの評価2020

    • 著者名/発表者名
      小坂井 千紘、KAGRA collaboration
    • 学会等名
      日本物理学会春季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] Development of the new Detchar tol GlitchPlot2019

    • 著者名/発表者名
      Chihiro Kozakai on behalf of the KAGRA collaboration
    • 学会等名
      GWPAW
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] KAGRA における重力波干渉計ノイズの評価2019

    • 著者名/発表者名
      小坂井 千紘
    • 学会等名
      日本物理学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] KAGRA における光輻射圧キャリブレータの開発2018

    • 著者名/発表者名
      小坂井千紘
    • 学会等名
      日本物理学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Interferometer calibration method in KAGRA2018

    • 著者名/発表者名
      小坂井千紘
    • 学会等名
      Frontier of Gravitational Wave Obsrvation
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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