研究実績の概要 |
2020年度は計6本の論文を出版し, 特にフランスとの共同研究である "A manifestly covariant theory of multifield stochastic inflation in phase space" (arXiv: 2008.07497, JCAP accepted) ではインフレーションの確率形式を一から見直し, 共変かつ数学的に一意な定式化に成功した. 本論文の前研究である2019年出版の "Inflationary stochastic anomalies" (Class. Quant. Grav. 36, no. 7, 07LT01 (2019)) は CQG の 2019--20 のハイライトに選ばれた. 一連の研究は3つの国際研究会, 1つの国内研究会, 5つのセミナーにおいて発表し, Online JGRG Workshop 2020 での発表は Outstanding Presentation Award Gold Prize を受賞した. また修士一年の学生らとの共同研究 "Conformal inflation in the metric-affine geometry" (EPL 132, 3 (2020)) は EPL の editor's choice に選ばれた.
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