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超音波ビームの能動的制御に基づく高付加価値・大型鋼材向け高速非破壊検査手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18J10757
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 計測工学
研究機関筑波大学

研究代表者

宮本 隆典  筑波大学, システム情報工学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2020-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2019年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード非破壊検査 / 角鋼片 / 超音波透過法
研究実績の概要

本研究の目的は,大型鋼材の内部欠陥を実用可能な速度で検出する手法を確立することである.本年度は(i)超音波対面反射波の伝搬時間に着目した欠陥深さ位置情報の取得,(ii)平面波送信による計測の高速化,(iii)集束超音波送信による大型鋼材への対応を行った.
(i)超音波の減衰に対応するために,従来用いられている欠陥からの反射波でなく,透過波の伝搬時間に着目した手法を提案してきたが,透過波のみでは深さ位置の情報が得られない.そこで,対面反射波にも透過波と同様に伝搬時間に欠陥による影響が表れることを数値シミュレーションおよび試験片を用いた実験により確認し,透過波との併用により欠陥の深さ位置の推定が可能となることを示した.
(ii)計測の高速化のため,平面波送信による超音波信号の送信回数を削減した手法を提案した.これまで機械的または電子的走査により送波器および受波器の位置を変えての超音波信号の送受を行っていたが,送波器アレイから信号を同時に送信して形成した平面波を受波器アレイにて受信し,その伝搬時間の変動に着目する.この手法により1回のみの超音波送受で高速に欠陥検出が行えること,および平面波の角度を変えて数回送信することで欠陥の位置情報が取得可能であることを数値シミュレーションにより示した.
(iii)より大型な鋼材の内部欠陥の検出を可能とするため,集束超音波の透過波に着目した手法を提案した.単一の送波器を用いた時と比べ,ノイズの影響を低減可能であり,空間分解能が向上することが数値シミュレーションにより示された.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 角度の異なる複数平面波を用いた超音波透過法による角鋼片内部欠陥検出2019

    • 著者名/発表者名
      宮本隆典, 水谷孝一, 若槻尚斗, 海老原格
    • 学会等名
      日本音響学会, 2019年春季研究発表会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 超音波対面反射波の伝搬時間変動に着目した角鋼片内部欠陥検出の実験的検証2018

    • 著者名/発表者名
      宮本隆典, 水谷孝一, 若槻尚斗, 海老原格
    • 学会等名
      土木学会, 第21回応用力学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 超音波対面反射波の伝搬時間変動に基づく角鋼片内部欠陥検出における鋼片サイズの影響2018

    • 著者名/発表者名
      宮本隆典, 水谷孝一, 若槻尚斗, 海老原格
    • 学会等名
      日本音響学会, 2018年秋季研究発表会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Defect detection in billet using plane-wave and time-of-flight deviation with transmission method2018

    • 著者名/発表者名
      Ryusuke Miyamoto, Koichi Mizutani, Naoto Wakatsuki, and Tadashi Ebihara
    • 学会等名
      2018 IEEE International Ultrasonics Symposium
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Defect detection inside billet by ultrasonic transmission method using phased array technique2018

    • 著者名/発表者名
      Ryusuke Miyamoto, Koichi Mizutani, Tadashi Ebihara, and Naoto Wakatsuki
    • 学会等名
      the 39th Symposium on Ultrasonic Electronics
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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