研究課題/領域番号 |
18J10960
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
山口(上舘) 美緒里 関西大学, 総合情報学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | e-learning / 遠隔教育 / 国際教育協力 / 教師教育 / 思考力育成 / 理科教育 / 教員研修 / 教育開発 |
研究実績の概要 |
本研究は、渡航制限のあるバングラデシュの小学校教員に対して教師用ポータルサイトを構築し、①授業研究の質的向上に向けた幅広い意見交換の場づくり②改訂教科書に即した教員の基礎的な教科(理科)・教育的知識の向上について遠隔教育の有効性を分析することを目的とした。 バングラデシュでは2015年の教科書改訂後、問題演習型による暗記中心の教科書から、児童の思考に基づいた問題解決型の思考プロセスを重視した教科書へ大幅な転換がなされた。しかし、教員研修を受けられないNGO小学校の教員は基礎的な知識の欠如などの問題から授業改善に結びついていない状況であった。 そこで、e-learningを活用した教員用ポータルサイトを構築し、遠隔教員研修を実施して成果を分析することとした。 2018年度はポータルサイトの構築及びe-learning教材開発、研修の実施を行った。2019年前半は、引き続きe-learningによる研修と教材の改訂を行った。後半は結果についてe-learningの閲覧履歴や質問紙調査、教師インタビューや授業観察を行い、e-learningの利用率や効果、授業への影響について分析した。 成果として、e-learningはすべての教員が閲覧し、効果があったと認識していることがわかった。e-learningの閲覧には教師によってスタイルが異なり、1度の視聴で何度も見ているタイプや教材を止めながらじっくり見るタイプ、最初だけ再生して終わるタイプなど傾向性があり、単純なアクセス回数のみで教材を閲覧したかどうか判断するのは教材へのコミットメントの分析として適切ではないことがわかった。また、板書型の指導案を用いた教材にすることにより、そのまま授業に導入できるため、授業改善に消極的な教員でも授業改善が起こりやすく、教員同士の教材研究のツールとしても活用されていたことが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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