研究課題/領域番号 |
18J11252
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学(A)
|
研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
高科 真紀 学習院大学, 人文科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | アーカイブズ / 保存環境 / 資料保存 / LED化 / 展示照明 |
研究実績の概要 |
本研究は、紙資料の中でもとりわけ光に脆弱な近現代アーカイブズを対象に、日本のアーカイブズ施設の照明管理の現状を明らかにしたうえで光源ごとの劣化症例の検証をおこない、蛍光灯・白熱灯等の従来光源を対象とした照明管理の国際標準・ガイドラインが、LEDでも適応可能かを検証し、LEDを含めた照明管理ガイドライン策定に向けた提言と光による劣化を抑制した保存管理体制の構築を目指すものである。 2019年度は、アーカイブズ施設等のLED照明導入状況と照明に関わる保存管理の現状を把握することを目的に、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会の機関会員名簿に記載のある施設と「国立公文書館等」の指定を受けた文書館等を対象とした「アーカイブズ施設等における照明の選択と管理に関するアンケート」を実施した。107機関からの回答結果を分析したうえで、ISO11799「情報と文書―アーカイブズと図書館資料のための書庫要件」(2015年)、SAA承認規格「アーカイブズと特別コレクションの施設:アーキビスト、司書、建築家、エンジニアのためのガイドライン」(2009年)、PD5454「アーカイブ資料の保管及び展示に関するガイド」(2012年)など国際標準・海外のガイドラインの分析から整理した照明管理で求められる基礎的要件を参照し、日本のアーカイブズ施設の特性を踏まえた照明管理について検証した。 2018年度に引き続き、近現代アーカイブズを対象に、自然光とLED、蛍光灯による近現代アーカイブズの劣化症例の検証を実施した。沖縄県の民間所在アーカイブズ(反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家、写真家・比嘉康雄アトリエ)を対象に紫外線量や累積照度、温度・湿度を計測しながら、資料の劣化度の測定・分析を行った。その結果を踏まえ、光による劣化を抑制するための保存管理について検討し、劣化した資料の保存措置を行った。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|