研究課題/領域番号 |
18J11326
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
松野 允郁 総合研究大学院大学, 物理科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2019年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 銀河系ハロー / 化学組成 / 星震学 / Gaia / Kepler / 銀河ハロー |
研究実績の概要 |
Kepler 領域に存在するハロー星研究を進めた。これらの星に対してはKepler 衛星からの観測データを利用することで、星震学を活用した研究を展開することができる。星震学から得られる星の質量や内部構造の情報と、すばる望遠鏡にて行った分光観測から得られる恒星の化学組成の情報を組み合わせてハロー星研究を行ってきた。星震学を活用して多数のハロー星の性質を調べた研究は我々の研究が世界初のものである。 まず、星の分光スペクトルから星の化学組成を精度よく測定した。その結果、我々のハロー星サンプルは先行研究と同様、マグネシウムと鉄の組成で大きく2つに分けられることが分かった。2つのサンプルはマグネシウムと鉄以外の元素の組成でも異なる組成を示している他、恒星の銀河系内の運動においても異なった振る舞いをしており、我々の分類が物理的に意味のあるものであることが示された。複数の恒星の化学組成を組み合わせることによって、マグネシウムが豊富なサンプルについては3億年以内での星形成、マグネシウムが少ないサンプルについては1億年以上、3億年以内での星形成によって形成された恒星種族であるという結論を得た。さらに星震学を用いて2つのサンプルの平均恒星質量を比べたが、統計的に優位な違いは認められなかった。この事実から2つの恒星種族の形成年代は15億年以上異ならないという制限を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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