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アルツハイマー病治療を目指した近赤外光で励起可能なAβ選択的光酸素化触媒の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18J12843
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 創薬化学
研究機関東京大学

研究代表者

城野 柳人  東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード光触媒 / アルツハイマー / ペプチド / 酸素酸化 / アミロイド
研究実績の概要

昨年度までに、試験管内での選択的なアミロイドβ(Aβ)の酸素化触媒の開発に成功していた。今年度はさらに合成法の改良による収率の向上やより選択性の高い触媒の開発を行なった。具体的にはメチレンブルー(MB)に対し炭素リンカーを介してアニリンを導入することで、Aβ選択的な光酸素化を試みた。触媒が疎水的Aβと相互作用することで、光誘起電子移動(PeT)が抑制され、酸素化活性がONになるという設計である。
各種炭素長C1, C3, C5のリンカーを持つ触媒を合成したところ、C1リンカーではほぼ選択性を示さなかったものの、C3、C5とリンカー長が長くなるにつれて高い選択性を示した。オフターゲット基質として、トリプトファンを持つブラジキニン誘導体およびソマトスタチンを用いた。Aβに対して同程度の酸素化収率を示すよう触媒濃度をコントロールし、その濃度でオフターゲットに対する酸素化収率が低い方をAβ選択性が高いものとした。また、電子ドナー性をより強めたMeC5ではさらに若干のAβ選択性の向上が見られ、これを試験管内反応における最適触媒とした。
しかしながらMeC5は光照射なしでもPC12細胞に対してチュ良い細胞毒性を示した(LD50=0.3uM)。この毒性を減ずるべく、生理的条件でアニオンとなる官能基を触媒に導入し、有効電荷を打ち消す方向での構造展開を行なった。最終的にカルボン酸の疎水性生物学的等価体であるテトラゾールを導入した触媒を創製し、細胞毒性を大幅に減弱させることに成功した。本触媒を用いて凝集Aβに対しわずか1分の655nm光照射を行なうことで、Aβの酸素化による細胞毒性の減弱、細胞生存率の有意な増加を達成した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] メチレンブルーを母骨格としたアミロイドβ選択的な光酸素化触媒の開発2018

    • 著者名/発表者名
      城野柳人、相馬洋平、金井求
    • 学会等名
      日本ケミカルバイオロジー学会第13回年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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