研究課題/領域番号 |
18J12926
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
スポーツ科学(A)
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
角 大地 立命館大学, スポーツ健康科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 低酸素環境 / 持久性運動 / コンディション関連指標 / 糖代謝 |
研究実績の概要 |
低酸素環境下での数日間連続での持久性トレーニングに伴うコンディション関連指標の変化の様相を検討することは、低酸素トレーニング時においてオーバートレーニングなどのコンディション低下を抑制する上で非常に重要となる。そこで本年度は、数日間連続で行う低酸素環境下での持久性運動がコンディション関連指標に及ぼす影響を検討した。 活動的な男性9名を対象に、低酸素環境(酸素濃度:14.5%)または通常酸素環境(酸素濃度:20.9%)において3日間連続での持久性トレーニングを実施した。トレーニングには自転車エルゴメーターを用いた合計90分のトレーニングプロトコルを用いた。各トレーニング日の早朝安静空腹時において採血を実施し、筋損傷・炎症指標(血清クレアチンキナーゼ・高感度CRP濃度)、鉄代謝指標(血清鉄・ヘプシジン濃度)を測定した。また、下肢筋群の筋機能(等尺性最大膝伸展筋力およびドロップジャンプ指数)および大腿部における筋内水分量(浮腫)を評価した。さらに、トレーニング終了翌日には持久性運動パフォーマンスの変化の指標として漸増負荷試験を実施した。 トレーニングの進行に伴い、いずれの条件においても下肢筋群の筋機能の低下および浮腫の増加が認められた。また鉄代謝に負に作用する血清ヘプシジン濃度はいずれの条件においても有意に増加した。しかしながら、いずれの指標においても条件間での有意な差は認められなかった。さらに、トレーニング終了翌日において実施した持久性運動パフォーマンスには条件間での有意な差は認められかった。 これらの結果は、低酸素環境下で行う持久性トレーニングは、通常酸素環境下で行う相対的同一強度でのトレーニング時と比較してコンディションの低下を助長させないことを示唆するものである。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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