研究課題/領域番号 |
18J14052
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
谷川 嘉浩 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アメリカ哲学 / プラグマティズム / 消費社会 / 自己超越 / 宗教哲学 / 民主主義 |
研究実績の概要 |
研究計画の二年目となる本年度は、一年目で積み上げた実績を踏まえ、新たな研究を行いながらも個別の研究成果を総合し、学位論文を執筆することに注力した。 本研究の目的は、孤立的な個人を強調する政治的態度や消費文化に対抗して、デューイ宗教思想が「自己超越」の契機を重視したことを示すことであり、デューイと影響関係のあったD. ブーアスティンやW. リップマンを中心に比較的に思想を検討することより研究を進めるものであった。 本年の成果としては、六月にトマス・ジェファーソン理解を通じてリップマン、ブーアスティン、デューイの政治哲学を比較しつつ、民主主義の根底に置かれる必要のある「信頼」という論点を析出する発表を行い(日本哲学会)、九月には国際学会で、リップマンの公共哲学とデューイのそれを精緻に比較する議論を積み上げた(The 6th International Forum of Sino-Japanese Philosophy )。 また、ブーアスティンの社会哲学を批判的に再構成する論文を書いた(『人間・環境学』)だけでなく、彼のシミュレーショナルな発想に反論する議論を積み上げるべく、具体的な消費として「ゲーム」を論じた業績を発刊した(Replaying Japan)。さらに、ジョン・デューイの哲学が持つ倫理的な含意を明晰化すべく、日本の哲学者鶴見俊輔の思想と比較した英語論文を執筆する機会を持つこともできた(Annals of the University of Bucharest, Philosophy Series)。 以上の業績を総合するように、学位論文を執筆して所属研究科に提出し、学位(人間・環境学)を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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