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光音響法に基づくがんのセラノスティックスに資する分子プローブの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18J15069
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 物理系薬学
研究機関京都大学

研究代表者

Ding Ning  京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2020-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2019年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2019年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードデュアルイメージングプローブ / 光音響イメージング / 磁気共鳴画像 / 酸化鉄ナノ粒子 / リポソーム
研究実績の概要

目的:本研究では、高感度の術前と術中診断両方適用であるMRI(磁気共鳴画像)/PAI(光音響イメージング)用分子プローブの創製を目標とした。
内容:酸化鉄ナノ粒子(IONPs)を内包したリポソーム(Lipo-IONPs)を作製した。リポソーム表面に抗HER2抗体(Trastuzumab)を複数分子導入し、抗体の結合数が異なる3種のTra-Lipo-IONPs(Tra0, 60, 300-Lipo-IONPs)を合成した。電子顕微鏡観察により、IONPsがリポソーム内水相に封入されていることが示された。Tra-Lipo-IONPsのMR及びPAシグナルは、内包化されていないIONPsと比較して、それぞれ約3倍および4倍向上し、リポソームへの内包によるシグナル高感度化の可能性を示した。Tra-Lipo-IONPsはTrastuzumabの結合数の増加およびインキュベート時間の増加に伴い、HER2高発現細胞N87に高く取込まれた。また、その取込みは過剰量のTrastuzumabの同時添加により阻害されたことから、HER2特異的な集積であることが示唆された。さらに、細胞内におけるIONPsとリポソームの中の蛍光脂質の局在が一致していたことから、IONPsはリポソームに内包された状態で取込まれていると考えられた。そこで、インビトロにおいてMRI/PAI実験を実施した結果、HER2特異的なイメージングに成功した。最後に、担がんマウスに放射性標識Tra-Lipo-IONPsを投与し、体内動態を経時的かつ定量的に評価した結果、Tra300-Lipo-IONPsは投与後早期にHER2低発現腫瘍と比較してN87腫瘍に有意に高く集積した。
意義:Tra300-Lipo-IONPsはがんのHER2を標的とした高感度MRI・PAIプローブとして有効である可能性が示された。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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