研究課題/領域番号 |
18J15384
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山口 駿介 熊本大学, 薬学教育部, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 脳 / DDS / phage display / リポソーム / 脳内送達法 / 血液脳関門透過性環状ペプチド / phage display法 / マクロピノサイトーシス / 高分子医薬品 |
研究実績の概要 |
本年度は、まず、独自に同定したBBB透過性環状ペプチドSLSの透過機構にvitronectin受容体であるintegrin familyを介したマクロピノサイトーシスに加え、エクソソーム分泌経路が関与していることを明らかとした。さらに興味深いことに、環状ペプチドSLSの透過は血漿中に豊富に存在するfibrinogenやtransferrinによって促進されることが示唆された。 さらにリポソーム(150 nm)の表面に環状ペプチドSLSを結合させることで、リポソームのin vitroヒト(hCMEC/D3細胞)、サルおよびラットBBB透過が促進された。また、in vivoマウスにおいても、環状ペプチドSLSを結合したリポソームはBBBを透過して脳へと移行することを確認した。一方で、環状ペプチドSLSを結合しても、リポソームの血中濃度、肝臓および脾臓への蓄積量には影響しなかった。従って、環状ペプチドSLSはナノ粒子のBBB透過を促進可能であることが実証された。 多少の研究計画の変更はあったものの、当初の研究計画通りナノ粒子の脳送達を可能とするDDSの確立に加え、その透過機構を解明するに至ったため、概ね順調に研究を遂行出来たと考える。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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