研究課題/領域番号 |
18J20177
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新谷 謙一郎 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2020年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2019年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | システム同定 / 柔床 / 復元力特性 / 最小二乗法 |
研究実績の概要 |
令和2年度における研究成果は,複数のモデルを用いた非線形域を考慮した提案手法の検証成果のまとめである.前年度において提案した,各層の鉛直構面における時刻歴応答加速度のみを用いた床面および鉛直構面の復元力特性を同定する手法に対し,1)前年度において対象とした内部構面を有する柔床多層モデルに加え,剛床および水平構面の一部が柔床である場合などの複数の床モデルを用いた検証,2)入力地震動として入力波ケース(a): El Centro 1940 NS波,(b): Kobe Univ. 1995 NS波,(c):Hachinohe 1968 NS波(El Centro 1940 NS波の最大応答加速度と合わせるよう振幅調整)の設定,3)構面のせん断力を近似表現するための周波数範囲の検討および広範囲の周波数域設定の場合への適用方法,4)鉛直構面の降伏変位および水平構面の降伏ひずみの設定について同定精度への影響を検証した. 特に1)では,初年度において剛床多層モデルを対象とした線形域限定の各構面ごとの同定手法を提案しており,非線形域を考慮した手法へと適用可能であるかは重要な点であった.結論として同一平面状におけるスパンごとに分割された水平構面のうち,全ての面内せん断剛性が高く水平構面が剛であるモデルおよび一部のみ面内せん断剛性が低い柔床モデルを対象とした場合,剛床要素に関する推定は困難である一方,鉛直構面要素および柔床要素は同定可能であり,一定の精度を有することが確認された.この原因として水平構面に関わる水平せん断ひずみが各通りの構面間の変形量に依存する点が挙げられる.
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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