研究課題/領域番号 |
18J20563
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
金丸 礼 総合研究大学院大学, 複合科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ユークライト隕石 / 小惑星ベスタ / 統計的分類 |
研究実績の概要 |
本年度は、26個のユークライト隕石を対象に詳細な岩石学的研究を行なった。本研究では、特にユークライト隕石の、衝撃変成作用、熱変成作用に着目した。まず、昨年度より続けている、ユークライト隕石の岩石学的記載およびX線回折実験に基づく衝撃変成度の推定に関する研究を進めた。本研究では、衝撃変成作用によって形成された鉱物内の歪みやガラス化の影響を岩石学的観察およびX線回折法により実測することにより、ユークライト隕石の衝撃変成度の推定を行った。本研究成果は、「Estimation of shock degrees of eucrites using X-ray diffraction and petrographic methods」として論文にまとめ、国際紙(Polar Sciece)に投稿し受理されている。ユークライト隕石の熱史の推定に関する研究も昨年度に引き続き行なっている。本研究では、ユークライト隕石中のシリカ鉱物に注目している。従来、ユークライト隕石の熱変成度は、岩石学的タイプとして主に輝石の鉱物学的特徴(離溶組織、化学組成)に基づき分類が行われてきた。しかし、分類の指標として利用されている輝石の鉱物学的特徴は、ユークライトが示す複雑な二次プロセスの過程で撹乱されている可能性が高い。そこで本研究では、ユークライト中のシリカ鉱物の多形や斜長石のサイズに基づく結晶化速度(Walker et al. 1988)など複合的な観点から熱史の推定を行なっている。特に、ユークライト中のシリカ鉱物の組み合わせが結晶化速度と関連づけられることを発見し、新たなユークライトの分類基準として、Si-I(石英-クリストバライトに富むユークライト隕石)、Si-II(石英-トリディマイトに富むユークライト隕石)、Si-III(トリディマイトに富むユークライト隕石)の3分類を提案している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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