研究課題/領域番号 |
18J21122
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松井 拓史 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ハンガリー / 社会主義 / 冷戦 / 民俗舞踊 / 民俗音楽 / ナショナリズム / 二項対立の相対化 / 音楽 / 舞踊 / 文化外交 / 民俗アンサンブル / 文化ナショナリズム / 東欧文化史 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルスのパンデミックにより、前年度に予定していた在外調査が実施できなかったため、特別研究員DC1の採用期間を半年延長し、特別研究員奨励費の大部分を本年度前期に繰り越した。しかし、本年度もまた同様の理由により在外調査の実施が不可能となったため、これまでに収集した各種資料およびオンライン公開されているデータの分析を行った。具体的な内容は以下の通りである。 ①ハンガリー国立民俗アンサンブル(以下MANE)の結成から現代に至る活動を、制作されたパフォーマンスの様式という観点から整理し、通史的にまとめあげた。その際、結成から現代までの70年あまりの期間を3つの時期に区切り、それぞれを「フォークロアを舞台用に様式化する方法の模索」「フォークロアの真正性を重視した制作」「ポスト冷戦期の商業主義やナショナル・アイデンティティの表象」と特徴づけた。 ②MANEが冷戦初期に制作した政治的内容を持つ2つのプログラムについて検討した。これらが、当時のハンガリー共産党によって作り出された歴史的ナラティヴの内容を忠実に舞台化し、それをある種のハイパーリアリティとして提示する機能を持っていたことを指摘した。 上記の成果を、採用期間中にわたる他の成果とともに博士論文としてまとめた。ただし、在外調査によってのみ利用可能な資料(ハンガリーの諸機関に保管されている未公開資料など)や自身によるインタヴュー調査の不足という問題が残った。こうした問題を解決するため、令和4年度は特別研究員PDとしてハンガリーでの在外調査を実施する計画である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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