研究課題/領域番号 |
18J21249
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
李 昊 大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 腫瘍随伴マクロファージ / R848 / リポソーム / 抗体医薬 / 抗体依存的細胞貪食 / TAM / therapeutic antibodies / ADCP / resiquimod / liposomes / ドラッグデリバリーシステム / TAM再教育 |
研究実績の概要 |
免疫細胞の一種であるマクロファージは、様々な疾患の発症や進展に関与しており、特にがん治療における標的細胞として重要である。昨年度は、マクロファージへ薬物を特異的に送達する薬物送達システム(DDS)として、TLR7/8のアゴニストであるresiquimod(R848)を内封したリポソーム(R848-LP)を使用し、マクロファージの性質の変化させることによって、腫瘍を標的とする抗体医薬品の効果を増強させられることを実証するために、再現実験や追加実験を行った。さらに、DDSナノ粒子は脳腫瘍の治療に有用であり、脳組織に送達可能のDDSナノ粒子を開発するために、血液脳関門(BBB)のIn vitroモデル実験系を立ち上げていた。以上の成果は、各種の疾患において重要な治療標的となるマクロファージに薬剤を送達するための新たな薬物送達システムの実用化に貢献するものである。昨年度の研究成果は、バイオマテリアル領域の学術誌のTOPジャーナルであるBiomaterials(IF10.317)に採択された。本論文はマクロファージを標的とするDDSの開発と、そのがん治療への応用を実証した優れた研究であり、期待以上の研究の進展があったと判断している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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