研究課題/領域番号 |
18J21469
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
柿沼 亨祐 同志社大学, 心理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 教育心理学 / 動機づけ / ほめ / 能力 / 努力 / フィードバック |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,能力や努力についてほめることが「ほめ手」の動機づけに与える影響について検討することである。本年度は,生態学的妥当性の高い状況でのほめ手への効果を検討するために,新たな実験手続きの立案,実験材料の作成を行ったものの,実施はできなかった。その研究は2022年度までに実施することを予定している。 しかし,これまで実施した研究をまとめた3本の論文を国際誌に発表することができた。論文を修正する過程で,ほめ手への影響に関するデータをより詳細に分析した。特に,“The Negative Effect of Ability-Focused Praise on the “Praiser’s” Intrinsic Motivation: Face-to-Face Interaction”の論文では,動機づけに関する新たな指標の追加分析を行い,研究を発展させた。具体的には,課題への興味の指標として測定していた眼球運動データについて,複雑な情報の処理との関連が示されている注視回数の指標に関して精緻なデータ解析が行われた。さらに,ベイズ推定による分析を行い,効果量に加えて,ベイズファクターを算出した。分析の結果,能力ほめ群では統制群に比べて,課題への注視回数が低いことが示された。この結果はこれまで実施してきた研究の結果と一致しており,他者の才能をほめることがほめ手の課題への興味を減少させることが再び示唆された。このように本年度に獲得した新たな知識や解析スキルは,今後実施するほめ手の研究にも活用する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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