研究課題/領域番号 |
18J22097
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邊 真之 東京大学, 東京大学大学院教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2020年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2019年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2018年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 教育実践史 / 子ども研究 / 子ども観 / 戦後 / 児童文化 / ことば遊び / 教師性 / 教師―子ども関係 / 子ども / 近代学校批判 |
研究実績の概要 |
研究計画の3年目にあたる2020年度は、昨今の社会情勢に大きな影響を受けることになった。とくに史資料の収集や聞き取り調査については大幅な計画の変更を余儀なくされたものの、前年度までの研究成果をふまえつつ、大きく以下の3点から研究をすすめた。 ①前年度に引き続き、1970年代の教育実践における「ことば遊び」の取り組みについて、とくに子どもがすでに有している言語体験に基づいた授業がいかに構想されたのかについて考察した。なお、ここで検討したことの一部について、「ことば遊び」実践を戦後日本教育思想史に位置づけることを共著論文において試みている。 ②前年度に引き続き、1970年代の教育実践における教師性批判の展開を検討するにあたり、1960年代における教師・教育関係者による「子ども」を捉えなおそうとする実践・取り組みに焦点を当て検討した。なかでも、1960年代から活動した子ども調査研究所による子どもの生活や消費についての子ども研究・子ども調査について、戦後日本の大衆消費社会の形成過程における子どもの位置づけという観点から分析を行った。なお、ここで検討したことの一部について、単著論文を執筆した。 ③前述した②の課題と並行して、教育実践史の観点から1960年代前半の「現代っ子」論の再読を行った。これまで高度経済成長期における特異な子ども論として受け取られてきた一連の「現代っ子」論を、それ以前の教育実践との連続性という観点から読み解くことを通して、1960年代前半に学校教育と子どもの生活との関係の編み直しがいかに生じようとしたのかについて、新しい知見を得ることができた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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