研究課題/領域番号 |
18J22111
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
米澤 大志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2019年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2018年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ユビキチン / 分子間相互作用 / RUNX1 / PROTACs / E3リガーゼ / バーチャルスクリーニング / STUB1 / DTX2 / ユビキチン化 / サーマルシフトアッセイ / 造血器腫瘍 / 治療薬開発 / 新規治療薬 |
研究実績の概要 |
A:当該年度はRUNX1の分解誘導を行う“PROTACs”作成の為、RUNX1及び基質E3リガーゼSTUB1にそれぞれ結合する化合物の探索を行った。昨々年度、ソフトウェア“AutoDock Vina”を用いてバーチャルスクリーニングを行い、20万化合物の中からRUNX1又はSTUB1それぞれに結合する化合物の候補をそれぞれ1万化合物まで絞り込んでいる。また、バーチャルスクリーニングにより選定した候補化合物が、実際に標的タンパク質に結合するかどうかを実証する手法として、タンパク質の熱安定性から分子間相互作用を評価する“Thermal Shift assay”利用して、RUNX1又はSTUB1に濃度依存的に結合する化合物の同定に成功した。現在、同定した化合物を利用して“PROTACs”の合成に取り組んでおり、将来的に造血器腫瘍の治療薬開発へと繋げたい。
B:申請者は、RUNX1をユビキチン化するE3リガーゼ (STUB1,RNF38,DTX2)を同定しており、それらE3リガーゼのRUNX1に対する機能解析がもう一つのテーマである。昨年度は、DTX2がRUNX1のユビキチン化を誘導して、RUNX1の機能を負に制御することを突き止めた。本年度は、DTX2に関してさらに詳細な解析を進め、DTX2によるRUNX1のユビキチン化がRUNX1自身の活性に重要なアセチル化を低下させることで、RUNX1の機能を負に制御している事を見出した。現在、論文投稿に向けた国際誌の査読を受けている。この結果は、DTX2の活性を制御することで、RUNX1が関与する造血器腫瘍を治療できる可能性を示唆している。 以上のことから、テーマA及びB共に昨年度計画した実験計画に概ね沿う形となっており、当該年度における研究への取り組み及び成果は、期待通りに進展したと言える。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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