研究課題/領域番号 |
18J22762
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北川 真紀 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | エネルギー / オフグリッド / 気候変動 / 動物感染症 / フィールドワーク / 文化人類学 / 地下水 / 狩猟 / 豚熱(CSF)感染 / 人口減少社会の未来 / 環境変動 / ダム建設と廃村 / 感覚経験 |
研究実績の概要 |
採用最終年度となる2020年度の研究目的は、採用2年目に収集したデータの整理と、本研究における理論的基盤の再検討を行い、博士論文執筆に繋げることであった。新型コロナウイルス感染症の影響下において計画変更を余儀なくされ遅れが生じているものの、調査地である中山間地域と都市を否応なく結びつけたコロナ禍の状況と根本的な問題を共有する形で、自身の研究課題をめぐる考察も深まりを見せた(共有される問題とは、1. 平常時のネットワークからの切断を別様な接続によって再編せざるを得ないこと、また 2. ウイルスによるその他の種の危機とその背景にある森林破壊等である)。
以下、時系列で研究実績について述べる。2020年度は、追加調査ができなくなる懸念から調査地に引き続き滞在し、対面を避けながら資料や地形の調査等を行なった。また、これまでに収集したデータから特に重要と思われる事例に沿った発表を「日本文化人類学会第52回研究大会」(オンライン開催)にて行い、質問への応答とやりとりを通して、今後の研究を発展させる貴重なつながりを得ることができた。7月に調査地への滞在を終了して以降は、「みんぱく若手研究者奨励セミナー」にてフィールド調査の成果について個人発表を行い、他研究者らとも有益な情報・意見交換を行った。年度末には昨年度から取り組んできた投稿論文(「オン/オフグリッドの家庭生活からエネルギー概念を再考する」)が『超域文化科学紀要』25号に掲載されるとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により緊急で発生した研究課題について論考を執筆し、共著の書籍として出版に至った(「コロナ危機下における生活「再編」をめぐるエスノグラフィ――移住・自給自足・オフグリッド」浜田明範ほか編『新型コロナウイルス感染症と人類学――パンデミックとともに考える』水声社)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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