研究課題/領域番号 |
18J22883
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山口 刀也 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2019年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 基地と教育 / 教育と政治 / 教育と地域 / 基地 / 生活綴方 / 平和教育 / 純潔教育 / 性暴力 / 売買春問題 / 教育 / 子ども / 福祉 / 冷戦 / 朝鮮戦争 |
研究実績の概要 |
1950年代前半の「子どもを守る」運動において中軸を占めた「基地の子どもを守る」運動の具体的展開とそれをめぐる政治力学を朝鮮戦争期の岩国を対象に検討した。 注目したのは、岩国市立愛宕小学校である。同校では、山口県教職員組合岩国支部副部長もつとめる校長の大岡昇のもと、社会科教育を通じて平和教育カリキュラムの開発が取り組まれた。実践を進める過程で基地拡張問題に直面した同校の教師たちは、基地問題をめぐる他校の実践などに示唆をえながら、次第に地域社会への洞察を深めるとともに、原爆被害や戦争に関する生徒とその家族の歴史経験、また、基地に関する事象を副教材のうちに取り上げていくことになった。そして、1953年度以降になると、保護者をはじめとする地域住民との子ども会を中心とした連携のもと、基地のまちの教育的再編が目指された。 他方、基地拡張問題への農民を中心とする反土地接収運動にも着目した。この運動を大岡をはじめとする岩国の教師たちが支えたことから、かれらと市当局との間には亀裂が生じ、そこに山口県レベルでの教育行政機関と組合の対立が交錯することで、「山口日記事件」という教育と政治の関係史上に画期を成した事態が勃発した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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