研究課題/領域番号 |
18J40038
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
引土 絵未 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 薬物依存研究部, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 治療共同体 / 治療共同体エンカウンター・グループ / 治療共同体モデル / エンカウンター・グループ / 普及 / 評価 / ワークブック |
研究実績の概要 |
本研究では、治療共同体モデルの汎用性の向上およびTCエンカウンター・グループの効果に影響を及ぼす要因を明らかにすることと目的とし、研究①:民間回復施設等における補助教材の導入と改善、研究②:治療共同体研究会および研修の継続開催による人材育成、研究③:治療共同体モデルの導入希望施設に対するワークショップ開催による普及、研究④:これまでの研究で実施した質問紙調査による効果測定の調査デザインに修正を加えた実施、研究⑤:グループ内での個別の変容を理解することを目的としたインタビュー調査を実施してきた。 補助教材の導入と改善では、民間回復支援施設に加え医療機関等で活用が始まり、重複障害のある利用者や通所施設での有用感が確認されている(研究①)。治療共同体研究会は5回開催し(56名延べ104名参加)、TCエンカウンター・グループ研修(参加者55名)、鳥取県薬物依存層支援拠点機関事業での研修、また、民間回復支援施設にて導入ワークショップを開催した(研究②③)。特に多領域からの参加者が増加していることを鑑み、治療共同体モデルの汎用性について検討することを目的に、米国アリゾナ州の治療共同体Amityにてフィールドワークを実施した。 質問紙調査による効果測定では、これまでの前後調査に加え、グループ導入準備期間中の施設を対照群と設定し、二群間比較を実施した。基本属性変数について傾向スコアによるマッチングを実施し(介入群20名、対照群20名)、ベースラインからFU6ヶ月の自己実現尺度得点変化について検証した結果、介入群では総得点(p=0.039,r=0.46)及び下位尺度「率直さ」(p=0.040,r=0.46)において有意に得点が上昇していた。介入群では精神的健康度が高まっていることが示唆され、治療共同体エンカウンター・グループ自体の効果について支持する1つの結果であると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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