研究課題/領域番号 |
18J40096
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 広島大学 (2020) 大正大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
蓮尾 絵美 広島大学, 脳・こころ・感性科学研究センター, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リズム知覚 / 時間知覚 / 拍 / リズム / 多義的な知覚 / 時間的同化 |
研究実績の概要 |
音楽や言葉のリズムを捉えることは、日常の聴覚コミュニケーションにおいて不可欠である。リズム知覚を支える基礎として、次々に鳴る音の時間的規則性を必ずしも意識せずとも(自動的に)捉える仕組みがあると考えられるが、このことは実験的にまだ明確になっていない。本研究では、このような‘自動的な’リズム知覚形成に関わる脳内処理を探る。
本年度は、物理的に同一の音列から”等間隔”と”非等間隔”の二通りのリズム知覚が生じる「多義的なリズム知覚」現象を採り上げ、脳波実験を行った。”等間隔”と”非等間隔”という知覚の違いに対応する脳活動を調べることに加え、その脳活動は音に注意を向けていない状況でも自動的に生じるかどうかを明らかにすることを目的に、実験参加者が能動的に時間判断を行う「判断あり条件」と、音に注意を向けずに聞き流す「判断なし条件」とで、脳波計測を行った結果、二通りのリズム知覚のうち”非等間隔”の知覚が生じやすい条件では、”等間隔”の知覚が生じやすい条件と比べて、前部正中(FCz)の電極で観察されるN1(音呈示後100ミリ秒付近で誘発される聴覚性の事象関連電位)の振幅が大きくなることが明らかになった。このN1振幅の違いが、知覚的な”等間隔”と”非等間隔”の違いを反映していると考えられる。また、このようなN1振幅の違いは、「判断あり条件」と「判断なし条件」の双方で見られたことから、”等間隔”と”非等間隔”の知覚に関連する脳内情報処理は、音に注意を向けていなくても自動的に行われることが示唆された。
これらの結果の一部は、国内研究会で発表した。今後、さらに詳しい解析を行ったうえで、国際学会で発表し、論文にまとめる予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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