研究課題/領域番号 |
18J40149
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤(岡本) 美智代 千葉大学, 真菌医学研究センター, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Candida glabrata / ステロール / 病原真菌 / コレステロール / 宿主コレステロール |
研究実績の概要 |
病原性カンジダ種はヒト腸管常在菌であるが、免疫不全患者においては血流に侵襲し、重篤な全身感染を引き起こす。病原真菌カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)は、カンジダ症の治療に頻用されるアゾール系抗真菌薬(エルゴステロールの合成阻害剤)に対して低感受性であるため、易感染患者からの分離頻度が年々増加し問題となっている。低感受性の要因の一つとして、宿主からコレステロールを取り込み、利用する宿主コレステロール取込み機構が挙げられている。本研究では、カンジダ・グラブラータの破壊株ライブラリーを用いたスクリーニングにより、取込まれた宿主コレステロールの細胞内輸送に関与が予想される遺伝子を取得し、その解析を行った。今年度は、特にミトコンドリアのERMES複合体について解析を進めた。 ERMES複合体における宿主コレステロールの挙動を観察するため、mdm12破壊株にコレステロールの蛍光アナログBODIPY(BP)-コレステロールを細胞内に取り込ませ、その局在を蛍光顕微鏡により観察した。野生株では、点状の脂肪滴と思われる部分と細胞膜上にBP-コレステロールの蓄積が観察されたのに対し、mdm12破壊株では、細胞膜上に加え、細胞内の凝集体にも存在していた。この結果から、mdm12破壊株では、細胞膜へのコレステロールの輸送は正常であるのに対し、凝集体へのコレステロールの異常な輸送が生じていることが確認され、ERMES複合体が細胞内宿主コレステロール輸送機構において重要な役割をもつことが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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