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表情認知の文化差と顔部位への注意:神経科学的手法を用いた検討

研究課題

研究課題/領域番号 18J40192
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 実験心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

村田 明日香  北海道大学, 文学研究科, 特別研究員(RPD)

研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード社会神経科学 / 事象関連脳電位 / 結果評価 / 遅延割引
研究実績の概要

本研究では、対人場面における心的プロセスへの文化的影響がどれほど深く人の心に浸透しているかを理解することを目指し、表情変化に対する注意プロセスを検討する予定であった。しかし研究準備を進める中で、表情というシグナルの処理だけでなく、自他が相互作用する場面での心的プロセスの検討も含めることで、対人場面の心のはたらきをより深く理解できると考えた。そこで、個人の行為に対して生じる結果の受け取りに遅延が生じる際、その結果が脳内でどのように評価されるかを明らかにすることを目的とし、一連の研究を行った。
平成30年度は、本実験1と予備実験1を実施した。本実験1では、自分自身の行為に対してすぐに、もしくは遅れて生じる結果を自分が受け取る場面での脳内評価プロセスを検討した。具体的にはギャンブル課題を実施し、実験参加者による意思決定の結果として金銭報酬の獲得もしくは損失を与えた。さらに、この獲得や損失には、受け取りタイミングの遅延の有無を設けた。脳内結果評価プロセスは、獲得や損失を知らせるフィードバックに対して惹起するFRN(フィードバック関連陰性電位)を指標として検討した。その結果、FRNの先行研究結果に一致して、獲得よりも損失に対して大きなFRNが観察され、個人が金銭報酬の獲得よりも損失の方が悪い結果として評価された。そして、獲得では遅延効果が見られなかったのに対し、損失では遅延効果が見られ、今すぐ被る損失よりも将来被る損失の方がより悪い結果として評価された。この成果は平成31年度に開催される国際学会にて発表することが決定している。予備実験1では、自分自身の行為に対してすぐに、もしくは遅れて生じる結果を「他者」が受け取る場面での脳内評価プロセスを検討するべく、予備実験を実施した。予備実験を実施した結果、実験デザインにおいて修正すべき点などが明らかとなり、本実験に向けての準備を行っている。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Delay effects on neural evaluation of monetary gains and losses: an event-related brain potential (ERP) study2019

    • 著者名/発表者名
      Toyoki Yamagata, Takuji Kinjo, Jun'ichi Katayama, & Asuka Murata
    • 学会等名
      The 59th Annual Meeting of Society for Psychophysiological Research
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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