研究課題/領域番号 |
18J40214
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三宅 康之 名古屋大学, 医学系研究科, 特別研究員(RPD) (10452294)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / 細胞内侵入 / HDAC6 / ユビキチン / USP7 / TNPO1 |
研究実績の概要 |
インフルエンザウイルスが細胞に吸着し、細胞内へ侵入する際の分子メカニズムの詳細は未だ明らかとなっていない。特にインフルエンザウイルスがエンドソームに取り込まれた後、後期エンドソームにおいて膜融合を起こして脱殻する反応の素過程を生化学的、細胞生物学的に解析している研究者は少ない。このエンドソームからの脱殻反応は、ヒストン脱アセチル化酵素HDAC6がウイルス内のユビキチンと結合することで、促進されることを報告しており、昨年度は、ウイルス内部に存在する宿主由来のユビキチンが後期エンドソームの低pH下に晒されると、より多くのポリユビキチン鎖がHDAC6に結合するという興味深い結果を得た。 本年度はさらに宿主HDAC6に結合するポリユビキチン鎖はインフルエンザウイルスに特有であり、トガウイルス科のセムリキ森林ウイルスは遊離ポリユビキチンを持っていないことを明らかにした。さらにインフルエンザウイルスの侵入過程で重要な役割を果たすと考えられる脱ユビキチン化酵素USP7がsiRNAによるスクリーニングから見出され、このUSP7がHDAC6と相互作用することを明らかにした。そしてUSP7タンパク質がインフルエンザウイルス内のポリユビキチン鎖を脱ユビキチン化できることもin vitroによる実験で示した。このことからインフルエンザウイルスが脱殻する際に、ウイルス内のポリユビキチン鎖がUSP7の基質となり、そこで生じた遊離ユビキチン鎖にHDAC6タンパク質がリクルートされてくる可能性を明らかにした。 今後、これらの宿主因子を標的とし、その活性を阻害する薬剤によりインフルエンザウイルスの感染を抑制できるのか、細胞およびマウス個体レベルで、その効果を調べる予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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