研究課題/領域番号 |
18K00001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
千葉 惠 北海道大学, 文学研究院, 名誉教授 (30227326)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | faithfulness / righteousness / separation / God / logos / ergon / law / semantics / modality / hermeneutic / self-completeness / 信 / 主知主義 / 意志の弱さ / 生理学 / 信に基づく正義 / 国家の法人格 / 断言命令 / カント / 意味論 / 聖書の死生観 / 様相存在論 / 神 / イエス・キリスト / パウロ / 永遠の生命 / 贖罪 / 身代り / 和解 / ロゴス / エルゴン / 力能 / 完成 / 実働 / 予定論 / 信に基づく義 |
研究成果の概要 |
「信の哲学」の英語版作成の所期の目標はほぼ達成できた。パウロ神学の基礎にある彼の方法論であるロゴス(理)とエルゴン(その理の今・ここの働き)の相補性を展開した。それはアリストテレス哲学の方法論でもあり、その研究成果を「アリストテレスの様相存在論の考察」としてイエール大学David Charles教授の献呈論文集に掲載した(2024)。なお、研究代表者のパウロ「ローマ書」の神学的に中心箇所である「ローマ書」3章22節の誤訳の訂正に賛同した研究者たちとシカゴからHP作成プロの手助けを得てThe Faithfulness Projectを立ち上げ、基礎論文三つと対話録画三本をHPにアップできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パウロ神学の中心的な個所(「ローマ書」3:21-26とりわけ3:22)が誤訳されており、これが正されるとき歴史上宗教改革等大きな影響を与えた「ローマ書」を整合的なものとして読みうることを示した。それにより、究極的にはインクの染みの変更が血の染みを乾かすことができるかの挑戦となる。
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