研究課題/領域番号 |
18K00010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
水本 正晴 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (70451458)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | disagreement / linguistic diversity / epistemology / truth condition / philosophy of language / truth / peer disagreement / faultless disagreement / translation / theory of meaning / cross-linguistic study / experimental philosophy / metaphysics / meta-philosophy |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、交言語的食い違いという問題の存在を哲学において認識させ、それを一つの哲学的トピックとして認識させるということにあったと言える。そのために、1.知識、know how、真理などについて、交言語的食い違いの(少なくともその可能性の)根拠となるデータ、2.交言語的食い違いについての概念的整理、3.その可能性を否定する議論に対する一つの反論となる議論、を国際誌または国際的出版社からの書籍内で出版し、4.このトピックについての国際会議を開催し、それに基づく国際誌での特集号を組むことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記の出版物および活動により、John MacFahlen, Jennifer Lackey, Annalisa Coliva といった有力な哲学者を巻き込み、哲学的トピックとしてのdisagreement (食い違い)において(特にAsian Journal of Philosophy 誌上の特集号の後は)哲学的に一定の注目を集めることができた。 新たな哲学的トピックを確立することは容易なことではなく、数年でできることでもないが、少なくともそのための将来の議論のための基礎を提供できたと言える。 この食い違いは、AIの翻訳に基づく会話においても現れるため、今後社会的に重要な問題となり得る。
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