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余暇学に対するアリストテレスのスコレー概念の寄与について

研究課題

研究課題/領域番号 18K00015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01010:哲学および倫理学関連
研究機関香川大学

研究代表者

齊藤 和也  香川大学, 経済学部, 名誉教授 (20153794)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
キーワードアリストテレス / スコレー / レジャー / 閑暇 / 余暇 / 友愛 / 観想的生活 / 政治学
研究成果の概要

社会生活に占めるレジャーの比重が高まり、労働と並んでレジャーが人生の意味に大きく関わるようになった。アリストテレスの閑暇(スコレー)の概念にまでさかのぼってレジャーの哲学を構築する必要がある。アリストテレスは、閑暇の生において人間の最高の活動が実現されるとする。そこでは、神聖なものを対象とする哲学的観想をはじめとして、様々な理論的及び実践的な研究活動が行われると共に、様々な文化的活動が展開される。現代のレジャー哲学においては、人生の拠り所となるレジャー活動を見つけ出すことが各人の課題であるとされる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

欧米圏のレジャー研究は、レジャーに関わる諸概念の反省の時期に差し掛かっているが、わが国ではいまだ基本的な概念研究が進んでいない。レジャー活動が商業主義に取り込まれないようにするためにも、いたずらに活動の量を追い求めるのではなく、その質を高めることに努めなければならない。それには我々ひとりひとりが自らの人生におけるレジャーの意味を問う必要がある。そしてまた、レジャーとの関わりにおいて、不断に自らの人生を問い直し再構築していく必要がある。本研究は労働倫理に代わる新しい社会倫理の必要性を訴えるものである。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 余暇と哲学2022

    • 著者名/発表者名
      斉藤和也
    • 雑誌名

      石川徹先生退職記念誌「哲学的エッセイ集」

      巻: 1 ページ: 58-69

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] レジャーの哲学について2022

    • 著者名/発表者名
      斉藤和也
    • 雑誌名

      香川大學經濟論叢

      巻: 94-4 ページ: 117-135

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 閑暇における共歓2019

    • 著者名/発表者名
      斉藤和也
    • 雑誌名

      香川大学経済論叢

      巻: 92(3) ページ: 31-48

    • NAID

      120007009550

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] アリストテレスにおける感覚の問題2018

    • 著者名/発表者名
      斉藤和也
    • 学会等名
      第22回ギリシャ哲学セミナー
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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