研究課題/領域番号 |
18K00017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
飯野 勝己 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (70551729)
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研究分担者 |
岡田 安芸子 (藤村安芸子) 駿河台大学, 現代文化学部, 教授 (20323561)
坪井 雅史 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (20386816)
岩野 祐介 関西学院大学, 神学部, 教授 (20509921)
樋口 浩造 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (30243140)
新田 智通 大谷大学, 文学部, 准教授 (40612891)
中野 良樹 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50310991)
上石 学 聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (70349166)
相澤 伸依 東京経済大学, 全学共通教育センター, 教授 (80580860)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 哲学 / 倫理学 / 思想史 / 宗教学 / 心理学 / 表象文化研究 / 哲学・倫理学 / 暴力論 / 表象研究 |
研究成果の概要 |
研究期間内に計4回の研究会を行った。研究代表者・分担者の計9名に、時にゲストも交え、各自の研究発表とそれにもとづく討議を行った。それら本共同研究の初期における成果と、これに先立つ科研費共同研究(基盤研究C「「暴力」の多様な存在様態に関する領域横断的研究」平成27~29年度)を合わせ、総合的な研究成果として論集『暴力をめぐる哲学』(飯野勝己・樋口浩造編、晃洋書房、2019年刊。本共同研究代表者・分担者全員が執筆)を刊行した。またその後も、学会発表や論文刊行を通じて、各自が本共同研究の成果を公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会における「暴力」の問題は、その事象自体の際限ない多様化――物理的暴力だけでなく、言説的暴力、象徴的暴力、構造的暴力等々へと拡散し続けている――に応じて、多様なアプローチによる領域横断的研究を必要としている。その点で、哲学、倫理学、宗教思想、日本思想等々多様な専門領域の研究者が共同して行った本研究と、共著論集に代表される研究成果は、時代の要請に対応した学術的・社会的意義を有する。とりわけ、「暴力の撲滅」をうたう言説がそれ自体として暴力に反転する、といった複雑さや微妙さを見据えつつ執筆された本研究における諸論考は、大きな意義を持つと考えている。
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