研究課題/領域番号 |
18K00041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
望月 太郎 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50239571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 哲学プラクティス / 哲学対話 / 哲学カフェ / 問いの技法 / 子どもの哲学 / 教育開発 / 国際協力 / 途上国 / 東南アジア / カンボジア / タイ / 子ども哲学 / 東南アジア哲学 / 哲学カウンセリング / ソクラティック・ダイアローグ / 質評価指標 / 現地化 / 子どものための哲学(P4C) / コラプション ・汚職・腐敗 / LGBT+ / 森林保護 / 環境倫理 / 子どものための哲学(P4C) / 腐敗 |
研究成果の概要 |
哲学プラクティスを途上国で教育開発に応用するためプノンペンで「哲学カフェ・カンボジア」を現地の協力者と共同で運営し、1)ファシリテーターを養成するトレーニング、2)民俗伝承集成『カテローク』の読解を通したクメール哲学研究、3)「僧侶のコミュニティの森」のフィールド調査、4)子どもの哲学のデモ・セッション等の活動を行い、それらの手法の「現地化」の方法論とノウハウを蓄積することができた。研究期間中COVID-19パンデミックとミャンマー政変のため予定していたミャンマーへの活動の普及が頓挫したが、オンラインセッションを実施し、またタイで行われているデス・アウェアネス・カフェの調査研究に着手した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
哲学を国際協力に役立てるにはどうしたら良いか、という問いに対して、本研究の成果は研究と実践を通して応答するものである。哲学は先進国の占有物ではない。むしろ途上国こそが哲学を本当に必要としているという事実を、今回の調査研究と実践を通して再確認した。途上国における最大の課題はコラプション (汚職・腐敗)である。途上国に哲学プラクティスを普及し、批判的思考が市民に共有されることを通して、また次世代を担う若者に哲学教育の機会を提供し、教育開発を行い、現地で哲学を実践することは、この課題の解決への一助となると信じる。
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