研究課題/領域番号 |
18K00045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
松阪 陽一 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (50244398)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 哲学 / 言語哲学 / 意味論 / 語用論 / 存在論 / メタ意味論 |
研究成果の概要 |
語の意味の自然主義的な理解を得るため、意味を分析するための手段としての合理的ゲーム理論と進化ゲーム理論を比較・検討した。そのことにより、意味分析の手法として両者は補い合う役割を果たしうることが見いだせたと思う。更に、後期ウィトゲンシュタインの見解を、一種の「集団思考」として位置づけることを試みた。
語の存在論に関しては、音声や綴りのパターンを語の定義的特徴ではなく、人間同士の言葉のやり取りの中で自然に析出されるものとして描くことを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統的な言語哲学の諸問題とそれらに対する解決の試みは合理主義的な前提に基づくものが多いのに対し、本研究では近年進展の著しい機械学習や統計的学習理論との関連を明示しつつ、言語哲学のとりうる新たな形を示そうと試みた。本研究が目指したのは「人間の自然史としての言語」(ウィトゲンシュタイン)という観点の現代的な描像であり、言語に対する自然主義的アプローチのひとつして一定の意義を有すると信じる。
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