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極化現象の分析と「ポスト・トゥルース」時代の倫理学的視座の探求

研究課題

研究課題/領域番号 18K00049
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01010:哲学および倫理学関連
研究機関日本大学

研究代表者

塚本 晴二朗  日本大学, 法学部, 教授 (90217282)

研究分担者 笹田 佳宏  日本大学, 法学部, 准教授 (00804361)
茨木 正治  東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (10247463)
眞嶋 俊造  広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (50447059)
上村 崇  福山平成大学, 福祉健康学部, 教授 (50712361)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード極化現象 / 記事内容分析 / ネット書き込み分析 / 正しい議論 / 正しい罵り合い / ユニコーンモデル / エコーチェンバー / 極化 / ポスト・トゥルース / メディア分析 / ネット分析 / 平昌五輪 / 議論の倫理学 / 韓国 / 報道
研究成果の概要

研究成果は『「ポスト・トゥルース」時代における「極化」の実態』にまとめた。第1章「『正しい罵り合い』:『正しい議論の仕方』からの類推」は議論の仕方を考察した。第2章「SNSの極化現象-平昌五輪の韓国産いちご問題を事例としたTwitterにおける実証研究-」はポスト・トゥルース時代の極化現象のメカニズムの再構築を試みた。第3章「『極化』・感情・熟議」はメディア環境の変化と感情変数の考慮の点から検討した。第4章「望ましい議論に向けて-ジャーナリストがすべきこと-」は議論のためのジャーナリスト規範を検討した。第5章「望ましい議論に向けて-教育ですべきこと-」では望ましい議論を形成について検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ポスト・トゥルース時代の議論について実証研究と文献研究から多角的に検討することを試みた。「粘り強い対話の空間」を創出することはいかに可能かという問題意識を展開した思考の集積である。2021年1月にはアメリカ合衆国国会議事堂襲撃事件が起きた。民主主義の危機と言われるこの事件には時間をかけた検証が必要であるが、アメリカ合衆国内部では支持政党によって人々の分断と溝が一層深まる恐れがある。このような時代に問題解決の処方箋を模索した。本研究が現実世界の分断を見据え、客観的な分析から望ましい議論を構築するには何が必要かとそれぞれの分野の研究者が思考をめぐらせた成果である。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 日本新聞協会「記者クラブに関する見解」小史-便宜供与を中心として-2021

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 雑誌名

      法学紀要

      巻: 62 ページ: 129-147

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 専門職教育と社会的責任論-ジャーナリズムの規範理論研究の原点-2020

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 雑誌名

      日本法学

      巻: 85 ページ: 117-139

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ジョン・C・メリルの実存主義ジャーナリズム2019

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 雑誌名

      政経研究

      巻: 56 ページ: 69-91

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] クリフォード・G・クリスチャンズの「トランスフォーマティブ(Transformative 変容的)・ジャーナリズム」2019

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 雑誌名

      政経研究

      巻: 56 ページ: 141-163

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「政治漫画」の考察――二〇一二年八月「領土問題」に関する「政治漫画」の分析2019

    • 著者名/発表者名
      茨木正治
    • 雑誌名

      政経研究

      巻: 56 ページ: 3-29

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 人工物が人間を殺傷することを決定し実行することは、道徳的に許容されるのか ― 自立型致死兵器システム(LAWS)を巡って2019

    • 著者名/発表者名
      眞嶋俊造
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 47 ページ: 64-71

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 番組編集準則の政府解釈の変遷 国会審議を中心に2019

    • 著者名/発表者名
      笹田佳宏
    • 雑誌名

      ジャーナリズム&メディア

      巻: 13 ページ: 131-142

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] エドマンド・B・ランベスの「スティワードシップ(Stewardship・受託者の任務)」2019

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 雑誌名

      ジャーナリズム&メディア

      巻: 12 ページ: 121-132

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] コンテンツとしてのジャーナリズム-技術革新と生産者の倫理学-2020

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 学会等名
      第19回国際出版フォーラム
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] Ethics of Lethal Autonomous Weapons Systems’2019

    • 著者名/発表者名
      Shunzo Majima
    • 学会等名
      Bucharest Workshop in Military Ethics
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 公共概念の現代的意義――国家主権、領土/安全保障と防衛を中心 に2019

    • 著者名/発表者名
      眞嶋俊造
    • 学会等名
      日本倫理学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] ワークショップ「「極化」現象のメカニズム の解明と「ポスト・トゥルース」時代の倫理学の役割」2019

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗・上村崇・茨木正治・眞嶋俊造・笹田佳宏・阿部圭介・鯉淵拓也
    • 学会等名
      応用哲学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 新しい「コミュニケーションの流れ」研究の方法論を考える――雑誌とネット世論の繋がりの探り方を求めて2018

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗・笹田佳宏・茨木正治
    • 学会等名
      日本出版学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] ジャーナリズムの規範理論2021

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      日本評論社
    • ISBN
      9784535587588
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 「ポスト・トゥルース」時代における「極化」の実態-倫理的議論と教育・ジャーナリズム-2021

    • 著者名/発表者名
      塚本晴二朗、上村崇、眞嶋俊造、茨木正治他
    • 総ページ数
      119
    • 出版者
      印刷学会出版部
    • ISBN
      9784870852402
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 盛永振一郎、松島哲久、小出泰士(編)『いまを生きるための倫理学』、2019

    • 著者名/発表者名
      眞嶋俊造(分担執筆3件)
    • 出版者
      丸善出版
    • ISBN
      9784621304419
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 平和のために戦争をかんがえる-「剥き出しの非対称性」から2019

    • 著者名/発表者名
      眞嶋俊造
    • 総ページ数
      175
    • 出版者
      丸善出版
    • ISBN
      9784621303559
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 「極化」現象と報道の倫理学的研究2018

    • 著者名/発表者名
      上村崇・塚本晴二朗・茨木正治・笹田佳宏・栗山雅俊
    • 総ページ数
      120
    • 出版者
      印刷学会出版部
    • ISBN
      9784870852310
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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