研究課題/領域番号 |
18K00058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 中央大学 (2020-2022) 龍谷大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
井田 克征 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (60595437)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヒンドゥー教 / バクティ / マハーヌバーヴ派 / リーラーチャリトラ / マハーラーシュトラ / インド学 / 帰依 / 宗教学 / 印度哲学 / マラーティー語 / 帰依思想 / マラーティー |
研究成果の概要 |
本研究は,マハーラーシュトラ州北部において13世紀以降に展開した,マハーヌバーヴ派の帰依思想を取り扱う。この教団は,正統的なヒンドゥー教の教理や規範を否定する一方で,平等主義や独自の救済論を主張して民衆の支持を受けた。 本研究では,この教団の根本聖典『リーラー・チャリトラ』において提起される,神の化身に対する帰依の観念を精査し,さらにこの帰依思想がどのような思想的ルーツを持つのかという問題を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中世マラーティー語の資料としては最古の時代に属する『リーラーチャリトラ』を,文献学的な手続きにもとづいて厳密に分析,解明することは,思想史的に極めて重要な研究と思われる。このテキストが示す帰依思想は,先行するサンスクリット的な帰依思想と,この時期以降に隆盛を極める民衆的な帰依の宗教との間をつなぐものであるから,この研究によってインドの宗教史上きわめて重要な転換を解明することができるだろう。
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