研究課題/領域番号 |
18K00067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
引田 弘道 愛知学院大学, 文学部, 教授 (00192287)
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研究分担者 |
大羽 恵美 金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 客員研究員 (50707685)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 仏教説話 / アヴァダーナ / パンニャーサ・ジャータカ / ジャータカ / 仏教説話図 / アヴァダーナ文学 / アヴァダーナ・カルパラター / クシェーメーンドラ / 説話図 / 仏伝 |
研究成果の概要 |
本研究ではカシミールに広まった有部系のアヴァダーナ文献と、東南アジアで写本が発見されつつある『パンニャーサ・ジャータカ』という文献群を核としながら、インド北部からチベットや中国の雲南地方を経て東南アジアに至るまで、各地に残る遺跡などを参照しつつ、文献相互の関係性と、仏教の流布状況の解明を試みた。新型コロナウイルスの蔓延によって海外の調査が制限されたが、アヴァダーナ文献の翻訳と解明は飛躍的にすすみ、成果をまとめて書籍を刊行するまでに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
説話文学を中心としてその伝播のルートを探る先行研究は、個々の説話の源を探る研究が中心で、本研究のように、複数の成立地における異なる文献を対象とする研究はこれまでにはない。さらには、特定の文献を典拠にする絵画作品を研究対象とすることで、複数の視点を得ることができ、両分野においての解明がなされた。成果として『アヴァダーナ・カルパラター』という文献の翻訳と研究をまとめた論考を発表した。まとまった形での書籍の刊行は国内外において本書が初めてとなる。
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