研究課題/領域番号 |
18K00074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 一般財団法人人文情報学研究所 |
研究代表者 |
苫米地 等流 一般財団法人人文情報学研究所, 仏典写本研究部門, 主席研究員 (60601680)
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研究分担者 |
加納 和雄 駒澤大学, 仏教学部, 准教授 (00509523)
倉西 憲一 大正大学, 仏教学部, 専任講師 (90573709)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アバヤーカラグプタ / アームナーヤマンジャリー / サンスクリット写本 / テクスト校訂 / 学知形成 / 後期インド仏教 / インド密教 / インド後期密教 / 『アームナーヤマンジャリー』 / サンスクリットテクスト校訂 / テクスト資料デジタル化 / インド仏教 / 密教 / サンスクリット / テキスト校訂 / 後期インド密教 / 人文情報学 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、後期インド仏教の碩学であるアバヤーカラグプタの主著『アームナーヤマンジャリー』のサンスクリットテクスト校訂を目的とする。併せて、その作業過程で蓄積される文献学的知見を総合することで、後期インド仏教コミュニティにおいて学知がどのように形成されたかを解明することを目指すものである。本課題の事業期間には、同文献第5-8章の基礎校訂テクストを作成し、対面・オンラインの国際研究会を通して内容の検討と校訂の精度を上げることを目指した。事業期間中の校訂テクスト公刊には及ばなかったものの、作業過程で得た知見を活かした論文公刊・学会発表等の成果をあげることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、後期インド仏教についての新たな知見を、11-12世紀に活躍した学僧アバヤーカラグプタの大著『アームナーヤマンジャリー』新出資料の検討を通して学界に提示する点にその学術的意義がある。事業期間中に同文献の校訂テクストを最終的な形で刊行するには至らなかったものの、校訂過程で得られた知見は各種論文・学会発表として公表され、これによって、インド仏教の学問的理解の前進に寄与できたと思われる。後期インド仏教に関する我々の知識には未だ空白の部分も多いが、それをわずかでも埋めることで、学界のみならず、間接的ではあるが一般のインド仏教理解の質を向上させることに寄与することにつながると考えられる。
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