研究課題/領域番号 |
18K00078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 (2019-2021) 八戸学院大学 (2018) |
研究代表者 |
木鎌 耕一郎 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 教授 (90295965)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | カトリック / 宣教 / 青森県 / 辺境性 / 貧困 / カトリック教会 / 宣教師 / 青森 / 東北地方 / 東北 / パリ外国宣教会 / アリヴェ / お雇い教師 / ケベック外国宣教会 / キリスト教史 |
研究成果の概要 |
本研究は、青森県地域の地域的特性(辺境性、貧困)の視点に基づいて、主に戦後期カトリック教会の「教化・定着過程」と「受容状況」の実態調査を目指した。予備的な研究として、明治期におけるカトリック宣教師の動向を調査し、当時のパリ外国宣教会における旧士族青年層に対する教育をめぐる宣教政策とのつながりを明らかにすることができた。また付帯な研究として、八戸におけるハリストス正教会の重要人物であるパウェル源昂に関する論考を発表した。研究のために当初三つのフィールド調査を予定していたが、いずれも新型コロナ禍の中で断念せざるをえなくなり、資料収集と文献調査が中心となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の宗教史研究・キリスト教研究において、「地方」におけるキリスト教宣教・受容史の調査研究は十分とはいえず、とりわけ東北地方のキリスト教史には未開拓の領域がある。青森県地域におけるキリスト教宣教・受容史を、その地域特性(「辺境性」「貧困」)との関わりから総合的に検証することは、日本キリスト教史に新たな視点を加えるという学術的意義がある。
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