研究課題/領域番号 |
18K00084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
李 賢京 東海大学, 文学部, 准教授 (80584333)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 人口減少社会 / 過疎地域 / 外国人宣教師 / 多文化共生 / 地域コミュニティ / 宗教施設 / 人口減少 / 過疎地 / 少子高齢化 / キリスト教 / 地域維持 / 過疎化 / 地域社会 / 移住・移動 / 移民宗教 / グローバル化 / 日本 |
研究実績の概要 |
本年度は、近隣地域(東京・神奈川)での調査を継続しつつ、遠隔地の京都、名古屋、福岡のカトリック教会を中心に調査を実施した。京都ではカトリック西陣聖ヨゼフ教会、カトリック河原町教会、ウトロ平和祈念館、名古屋ではカトリック布池教会、カトリック城北橋教会、カトリック五反城教会、福岡では美野島司牧センターにて参与観察および司祭・関係者を対象に聞き取り調査を実施した。当該地域での過疎化や高齢化への対応に加えて、外国人宣教師の地域社会への参加、住民との連携、コロナ禍のオンラインでの対応などの取り組み事例の収集に努めた。また、これら調査を通じて、在日コリアンが外国人宣教師と教会・地域との仲介役として存在していることがわかり、在日コリアン信者へのライフヒストリー調査を通じて、上記に詳細内容確認を行った。さらに、類似する過疎化・高齢化問題をかかえる韓国・台湾との国際比較を行うべく、韓国ソウル・釜山および台湾での現地調査および資料調査を実施した。韓国では韓国基督教歴史博物館、外国人宣教師墓地などでの現地調査と国立博物館、市立図書館での資料調査、台湾では馬偕キリスト教会などへの現地調査を実施した。韓国・台湾も宣教当時から教育・医療分野における外国人宣教師の貢献が大きく、現在は国内の信者の高齢化による信者の減少、過疎問題に対応しつつ、海外派遣などを積極的に行い、教会維持のために努力していることがわかった。そして、昨年度調査から得られたデータをまとめ、「コロナ禍における移動と宗教—社会的空間の再構成と「動く」信者に注目して」『次世代創造に挑む宗教青年—地域振興と信仰継承をめぐって』(ナカニシヤ出版、分担執筆)、『福音宣教』(2024年5月号)に掲載した。これらの成果と、本年度の調査で得られたデータを加え、最終報告を行う予定である。
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