研究課題/領域番号 |
18K00086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 恵泉女学園大学 |
研究代表者 |
李 省展 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 名誉教授 (10279664)
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研究分担者 |
小檜山 ルイ 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (70186782)
徐 正敏 明治学院大学, 教養教育センター, 教授 (70647255)
和寺 悠佳 (坂井悠佳 / 坂井 悠佳) 和泉短期大学, その他部局等, 准教授 (20834071)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 信教の自由 / 日韓比較宗教史 / 帝国 / 植民地 / 近代 / グリフィス・コレクション / George Shannon McCune / グリフィス / 宣教師の政治的中立 / ミッション・スクール / 3・1独立運動 / コロニアリズム / キリスト教 / 宗教弾圧 / 神社参拝問題 / 日韓 / 植民地支配 / 政教分離 / 植民地主義 / 神社参拝 / 宣教師 / ミッション |
研究実績の概要 |
21年度まではコロナ禍のため研究活動、特に海外資料収集にはさまざまな制限があったが、それが緩和される移行期間であったため、やや遅れがみられるものの、数々の実績を積み上げることができた。 本研究での中心的課題として位置づけられている、研究テーマに関する新たな資料収集に関しては、渡航条件などがやや緩和される中、海外資料調査・収集を実施できた。特に、この研究テーマでのキーとなる人物である、George Shannon McCune の資料をHawaii大学の Center for Korean Studiesにて調査・収集できたことは大変有意義な成果といえる。この McCuneに関する資料は膨大な資料群であることが判明した。McCuneが校長を務めた信聖学校、崇実学校関連資料、各種報告書、書簡類など多岐にわたっていたが、今回の資料調査は、神社参拝の強要に関する資料を中心に行った。膨大な資料群であることから、さらなる調査の実施が必要とされる。 また研究面での大きな成果は昨年の10月15日に韓国・ソウルの韓国宗教文化研究所で開催された信教の自由に関する国際セミナーである。松山健作(明治学院大学教養教育センター研究員)による研究発表「朝鮮聖公会と日本人主教の活動と叙任問題」、李進龜・前韓国宗教文化研究所長による講演「韓国の近現代史と『信教の自由』―解放後の新宗教を中心に」、金興洙名誉教授(牧園大学校)、徐正敏などによるラウンドテーブルにより有意義なディスカッションがなされ新たな知見を獲得することができた。 研究者個々人の研究実績が、論文、資料紹介、著書、口頭発表などにより積み上げられており、根面では順調な進捗状況といえる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
22年度は依然として新型コロナウイルス感染症の影響を受け、研究活動が制約されていたが、徐々に規制が緩和されたため、海外における研究活動ならびに資料収集が可能となった。したがって、今年度は先年度までに予定していたソウルにおける国際セミナーを開催するとともに、本研究の要である資料調査・収集に関して、研究代表者は2月にハワイ大学のCenterfor Korean Studiesにおいて朝鮮在住宣教師の George Shannon McCune 資料の調査を行うことができた。このことから資料調査・収集の面では、遅れをややではあるが回復することができた。 さらに研究会・セミナーに関しては、ソウルの韓国宗教文化研究所にて国際セミナーを開催することができ、本科研テーマに関する新たで、また有意義な知見を多く得ることができた。研究代表者、研究分担者は各人の研究課題に積極的に取り組んでいるとはいえ、全体としてみるならば、やや遅れている状況には変わりがない。
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今後の研究の推進方策 |
23年度は最終年度にあたるが、22年度までのコロナ禍によるさまざまな制限が解除され、研究環境の改善が見込まれる。海外資料収集に関しては、昨年度、ハワイ大学のCenter for Korean Studies 所収資料である George Shannon McCune Collection がかなり膨大な資料群であることが判明したことから、今年度も引き続き、同コレクションの資料調査と収集を試みる計画である。また研究代表者の予定としては、予算が許されれば、アメリカ・ニュージャージー州のラトガース大学所収グリフィス・コレクションとプリンストン大学神学校図書館所収のSamuel Moffettコレクションの資料調査を行う予定である。 研究会に関しては10月に四国学院大学において韓国からの研究者とともに本研究テーマに関する国際セミナーの開催と「四国とキリスト教をテーマ」としたフィールド・スタディを実施する予定である。また年度末には最終年度であることから、今迄の研究を総括するための研究合宿を開催する予定である。 さらに各研究者が今年度末までの研究を自己点検し、相互に論議を重ねた上で、報告書作成に向けての作業に入る。
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