研究課題/領域番号 |
18K00088
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
|
研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
福島 栄寿 大谷大学, 文学部, 教授 (20453293)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 琉球・沖縄真宗史 / 田原法水 / 真宗布教 / 第三次真宗法難事件 / 小栗憲一 / 清原競秀 / 辻遊廓 / 浄土真宗布教 / 幕末・明治期琉球 / 琉球藩庁 / 東本願寺・真宗大谷派 / 木梨精一郎 / 「第三次真宗法難事件」 / 明治期 / 沖縄・琉球 / 真宗僧侶 / 真宗大谷派 / 真宗法難事件 / 沖縄仏教史・真宗史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、新出資料に基づく琉球・沖縄真宗史の実態解明である。初年度より断続的に、九州・沖縄への現地資料調査を実施し、重要な新出資料を複数発見することが出来た。これら新出資料は、翻刻かつ活字化して、リポジトリを通じて広く公開出来た。中でも1877(明治10)年に発生した琉球藩庁による真宗信徒取締り事件(「第三次真宗法難事件」)を巡る琉球藩庁側と東本願寺側による調停関連資料の発見は、重要な成果である。新出資料群に基づく当該事件の顛末の分析を通じて、琉球藩庁と東本願寺と明治政府という三者の思惑を明らかにすることが出来た。また、「琉球処分」と当該事件の顛末の関連性を解明することが出来た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代仏教史・真宗史の研究分野では、琉球・沖縄地域に焦点を当てた研究は不十分な蓄積しかなかった。その意味で、本研究の成果が、特に当該学術研究分野に、新知見をもたらすことが出来た点は、重要な意義と言える。そして、新出資料類を翻刻し、かつそれらの資料に基づく複数の研究成果を印刷媒体や、大学機関リポジトリを通じて、広く学界及び社会に公開することが出来た点も、本研究の意義である。 また、関連する複数の学術学会での口頭発表や、真宗大谷派の研究機関並びに関連施設での研究報告の実施、加えて沖縄県内の公立施設での講演等を通して、本研究の成果を社会に還元することが出来た点も、本研究の重要な意義である。
|